被害者意識が強い人の原因と対処
2021/04/29
被害者意識とは
被害者意識があると苦しいですよね。
被害者意識とは一体何なのでしょうか?
一体何が原因なのでしょうか?
どのように対処すればいいのでしょうか?
このブログでお伝えします。
デジタル大辞泉によれば、被害者意識とは、次のような意味になります。
必ずしも被害を受ける立場にあるわけではないのに、自分は被害を受けている、受けるに違いないと思い込むこと。
また、自分の誤った行為を正当化するために、責任を他者や生育環境などに転嫁し、自分こそ被害者だと思い込むこと
多かれ少なかれこのような傾向は誰にでもあるかと思いますが、
問題はこの特徴が慢性的になっている状態です。
つまり、否定的な感情が渦巻き
被害者意識にとらわれてしまっている状態です。
その結果、外の世界に対し強い偏見で見るようになります。
被害者意識の原因
それではこのような被害者意識の背後には何があるのでしょうか?
エイブラハム・H・マズローというアメリカの心理学者がいます。
マズローは人間には5段階の「基本的欲求」があると言っています。
以下、自著『生きたまま生まれ変わる』より引用します。
- 第一段階「生理的欲求」
本能や欲望と言われているもので、食欲、睡眠欲、性欲などのことです。
「食物、安全、愛情、尊敬などを失った人では、恐らく食物への飢えが他の何ものよりも強いであろう」と述べています。
- 第二段階「安全の欲求」
生理的欲求が比較的よく満足されると、この欲求が現れます。
「安全の欲求」とは「安全、安定、依存、保護、恐怖・不安混乱からの自由、構造・秩序・法・制限を求める欲求、保護の強固さなど」です。
- 第三段階「所属と愛の欲求」
生理的欲求と安全欲求の両方が充分に満たされると、この第三段階目が現れます。
「所属と愛の欲求」とは、友達や恋人、配偶者や子どもなどのいない人は「人々との愛情に満ちた関係に飢えて」いる、
つまり「所属する集団や家族においての位置を切望しているのであり、この目標達成のために一生懸命、努力することになる」と述べています。
さらに「人間社会で、この欲求が妨害されることが、不適応やさらに重度の病理の最も一般的な原因となっている」とも言っています。
- 第四段階目「承認の欲求」
「承認の欲求」とは、社会においては、人は皆「安定したしっかりした根拠をもつ自己に対する高い評価、自己尊敬、
あるいは自尊心、他者からの承認などに対す欲求・願望をもっている」となります。
- 第五段階「自己実現の欲求」
人は第四段階目までが満たされたとしても「自分に適していることをしていないかぎり、
すぐに(いつもではないにしても)新しい不満が生じ落ち着かなくなってくる」ということであり、
よって、「人は、自分がなりうるものにならなければならない。
人は、自分自身の本性に忠実でなければならない」と述べています。
これが「自己実現の欲求」ということになります。
各段階の欲求がクリアされず、次の段階の欲求と重なっている場合もあるでしょう。
これらは人間の根源的な欲求なので、これらの欲求こだわる人・強い人ほど
執着することになります。
また中年以降の人ほど、つまり人生を長く経た人ほど
自分の欲求が現実化していないことに対して
被害者意識が現れやすいと言えるでしょう。
被害者意識の対処法
このような人は自分が「被害者になる」ことにエネルギーを消費してしまっているので、
自分の思考回路に気づきません。
このような人の思考回路に柔軟性を持たせるためには
手短で安全な対処法としてフラワーエッセンスがあります。
バッチフラワーの「ウィロー」をお勧めします。
ウィローは、
心の中で否定的な感情が渦巻いていて、
その結果、被害者意識が強くなっている人に最適です。
ウィローを摂ることにより、
自分の運命に対し責任を引き受けることができるようになるでしょう。
次に、このような人に自ずと自分の思考回路に気づかせるためにはどうしたらいいのでしょうか?
難しいですね・・・
そもそも人間はなかなか自分を客観視できないのです。
このような人はネチネチとして否定的な考えが当たり前だと思っており、
不平不満を言っては憂さを晴らします。
それでは「改心」するポイントを挙げておきます。
★自分を客観視する
★いかに自分が不平不満を言っているかということに気づく
★考え方の柔軟性を身に着ける
★物事のいい面を見るようにする
★現れた事象は自分の思考の結果であることを引き受ける
★人に対して心から感謝する
★人に要求するばかりでなく、人に与える
★瞑想する
★いい友人、家族、カウンセラーに恵まれる
★自然と親しむ などなど
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